本日、11月6日越前かに漁が解禁し、初セリに行ってまいりました。
晴天にも恵まれ、少し肌寒い程度の気温で、
越前かにもせいこがにも1日の漁獲量上限くらいまで獲れたということで
豊漁といってよいのではと思います。
また、今年は初セリの越前かに極(きわみ)が310万円という超高額にて競り落とされました。
昨年が80万円でしたので、すごい金額に驚き、その上、今期カニシーズンの一番最初のセリ(1番セリ)だったので、越前かにのセリが開始早々の出来事でそれはそれは盛り上がり、セリ人も仲買も取材陣もみんな熱気ムンムンのまさに最高潮のライブのような感じでした。
セリ落とされた時の歓声はすごかったです。
今年も初セリに越前かに極(きわみ)が上がってよかったぁとしみじみ思います。
実は毎年、初セリに足を運ぶ私、菊川は一番最初にその越前かに極(きわみ)をセリ前に見ることができたのですっ。
というのも、セリが始まるまで越前かには四角い小さめのプールのような水槽に入っているのです。私どものサイトに載せている水槽より小さいくらいのものです。活きたまま越前かにはセリにかかるので、セリが始まる直前に越前かにの重さをはかり、重さごとに並べてセリが始まるといった感じです。
たまたま1番セリの場所が取材陣も多いので、近くで見ていたら、水槽の海水を抜いて越前かにを計る作業に立ち会うことができました。
2.2㎏もある越前かにでしたので、パッと見て「デカッ」と思いました。今まで私どもの水槽でたくさん越前かにを見てきたのが役に立ちました。2㎏を越える越前かにはなかなか上がらないので、とても興奮しました。大きい越前かにってかっこいいのです。心の中でキャー!!と何回も叫んでいました。店主田畑健太郎が買ってくれないかななって勝手に思っていたら・・・
それが、初セリの1番セリの過去最高額の越前かに極(きわみ)とは・・・。感動ものです。
実際に見ることができて本当に嬉しかったです。いや、言葉に言えないくらいです。
本日も私どもの店主田畑健太郎が殺気立った目利きで越前かにとせいこがにをたくさん買ってきました。
皆様に美味しい蟹をお届けするために、今から私も水槽で蟹の選別作業に行ってきます。蟹の泥を吐かせて、生き締め茹でにこだわり仕上げた越前かにとせいこがにをお届けしたいと、私は今日も蟹と向き合ってこようかと思います。
これが、私ども越前かに成前の越前かに解禁の日の毎年変わることのない大切な思いのこもった日常などだと思います。
初セリから戻ったままに書き連ね、乱筆乱文の上、長文ではございますが、今の気持ちを素直にライブ感いっぱいにお届けしたいと思いました。
今期カニシーズンも越前かにが禁漁になる3月20日まで無事に駆け抜けたいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。皆様とご縁ができますように。
心からお待ちしております。
越前かに成前 番頭 菊川布美子